DR30スカイラインのどっかんターボ、「Z」のつかないフェアレディに乗って過去へタイムトリップ体験【日産ヘリテージコレクション】

コラム Clicccar

ヘリテージコレクションでは、動態保存という命題とも向き合っています。純正パーツの供給が皆無または乏しいモデルをいつでもエンジン始動・走行可能な状態にしておくのは、気の遠くなるような手間がかかるのは容易に想像できます。

そんな貴重な展示車両2台に、特別に同乗試乗させていただくことができました。

現在でも人気の高いDR30スカイラインは、専門店ユーティリタスに並んでいたなら500万円超のプライスタグが掲げられていてもなんら不思議ではないくらいのグッドコンディション。聞けば「かなり程度のいい寄贈された元オーナーカー」だそう。

当時仕様を忠実に守り抜いているのは、タイヤがオリジナルのままのポテンザRE86のままということからもひしひしと感じます。

シートに座るとめっちゃ視界が良好です。ピラーの細さをダイレクトに感じます。ウインドウを開け風を感じながらの試乗でしたが、そのせいもありFJエンジンの咆哮がダイレクトに聞こえてきます。少し元気よくアクセルを踏んでもらうと、お約束のどっかんターボの端緒が体感できました。まるで乗るだけで過去に戻れるタイムマシン。自分「史上最強のスカイライン」体験でした。

続いては「Z」のつかないフェアレディ(1961年式)です。

まるで金庫のドアのように重厚に開閉するドアの建付けも健在。オープンモデルゆえの劣化が少ないことがわかります。ステアリング、アクセルなど、ワンテンポ遅れて反応する様は、言い換えるなら現代の車両にはない優雅な身のこなし。これはまさにFairLady(貴婦人)そのもの。「やんごとなき」御方が乗るのにぴったりです。

通常の見学には同乗試乗はありませんが、もし訪れたなら、動態保存に命を懸ける職人が手がけたコレクションが並んでいるということも忘れず感じてほしいと思います。

 

(写真:井上 誠 文:Kaizee)

 

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