マツダがまたやった! マイナーチェンジで他社ではやるハズないこと4選!!

コラム Clicccar

マイナーチェンジとは、おそらく日本でしか通じない言葉のような気がしますが、クルマの大きな変更=フルモデルチェンジに対して小変更のことを普通にそう表現しています。

大体は、型式が変わった場合をフルモデルチェンジと呼ぶのが通例のようですが、マイナーチェンジ=小変更の範囲は定義がないといってもいいでしょう。

ですが、往往にして日本車の場合、フルモデルチェンジから時間が経ってしまって販売現場からもそろそろ見た目だけでもリフレッシュしてくれないとお客さんが買ってくれないよ、という声に答えるように、中身はあまり変えられずに、フロントやリヤ周りなんかをお色直しする手法が多く見られました。

しかし、マツダは違います。見た目の変更には極力お金をかけず、下手するとまったく変えずにクルマのそのものの機能に関する部分をアップデートするマイナーチェンジを愚直にも続けてきてるのです。

その中でも目立った「こんなことやるか?」のマイナーチェンジを紹介しましょう。

普通、インパネを変えるのはフルモデルチェンジです。けれど、現行アテンザの初期モデルは、どうやらインパネデザインに不満が残っていたらしく、マイナーチェンジでバッサリと変えてきました。相当な大英断。しかし、そのお陰か現在でもそのインパネのままアテンザは走っています。

現行アテンザ、最初のマイチェン後

つい先日のマイナーチェンジで、ロードスターRFは排気量も変えず、エンジン内部の様々な部分を変えるというマイナーチェンジをやりました。理由は、「気持ちよく回るエンジンにしたかったから」だそうです。確かに、エンジンフィールはスポーツカーにとって一番大事な部分の一つではあるでしょう。しかし、見た目にまったくわからない「フィーリング」の変更をお客さんにわかってもらうのは至難の技。けれど、それこそがスポーツカーに与えるべきこと、という判断には男らしさを感じます。実際に乗り比べるとかなりの違いも感じますよ。

高級車で「ドアの厚みが重厚感を感じる」ような表現もありますが、あれはドアユニット全体の厚み。CX-3はリヤドアの外板に使用する鋼板の厚さを0.5mm厚くするという誰にも気付かれないような変更をマイナーチェンジでやっちゃいました。重さにもいい影響がないその変更は「静粛性を高めるため」です。小さなプレミアムSUVを目指すCX-3にとって、遮音性は大きな課題ではあるハズです。生産部門との調整も大変だったというこの変更、その他の遮音材の追加などとも相まって、ドアを閉めた時の静粛感だけでも十分に効果は感じられました。

コンパクトクラスの排気量って1.3リッターとか1.5リッターが主流です。もちろん、1.5リッターが上級グレードで装備が良かったりして価格も上だったりします。もちろん、そんなにたくさんのグレードを用意するのは大変なので、小排気量でいいや、という人と、少しでも余裕が欲しい人を分けるのは理にかなってもいます。けれど、マツダは今回デミオのマイナーチェンジでガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 1.3」を「SKYACTIV-G 1.5」に代えて来たのです。

その大きな目的は実用燃費の向上だそう。「ん? 排気量が上がると燃費は悪化するのでは?」というのはある意味正解である意味不正解。確かにカタログ燃費、特に定地燃費など、「実用ではあり得ない」ようなシーンでは単純に排気量によることがほとんど。しかし、実用上ではアクセルの無駄な踏み込みが減ったり、無駄なシフトチェンジが減ったりと、現実世界では余裕があったほうがよくなることがあるといいます。同じ出力を得るのに回転数が下がれば静粛性も増しますね。

それでいて価格は従来なみという正直価格設定なので、ユーザー的にはありがたいマイナーチェンジですね。

ここまでは、ZOOM−ZOOM、SKYACTIVなどを経ての最近の例でしたが、マツダって東洋工業のころからそんな体質だったのかも知れません。

皆さんご存知、世界初の量産型実用ロータリーエンジンを搭載して1967年に発売されたコスモスポーツですが、翌年の1968年のマイナーチェンジ(と言ってたかはわかりませんが)では、なんとホイールベースを延長するという大手術をやってのけていたのです! それも15cmもですよ〜!!

1968年7月MC後モデル。ドアとリヤタイヤの間が延びている

この理由を、当時を知る自動車ジャーナリストの山口京一さんにお聞きしたところ「おそらく、発売してからヨーロッパなどで走らせて、ハンドリングをロングツアラー向きにすべきと判断したんじゃないでしょうか。輸出も念頭にあったんでしょうね」とのこと。

その他にもエンジンは10Aから10Bへと変更、冷却開口部の拡大などなど、いくつもの大小改良を行っています。

すぐに性能や機能がアップしてしまって、いつ買っていいかわからないのが最近のマツダ車という意見もあるようですが、裏を返せばいつ買っても最高のものが手に入るのがマツダだ、とも言えるのではないでしょうか? と言ったら少し褒めすぎでしょうか!

clicccar編集長 小林 和久

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