【週刊クルマのミライ】目標はニュル最速。680馬力のEVレーサー・VW「ID. R」はDRSも装備

コラム Clicccar

2018年にアメリカ伝統のヒルクライムイベント「パイクスピーク」にてコースレコードを塗り替えたフォルクスワーゲンの電気レーシングカー「ID. R」が、2019年のターゲットに選んだのはドイツ・ニュルブルクリンクサーキット。

世界中のスポーツカーがベンチマークとするニュルブルクリンク北コース(ノルドシェライフェ)でのレコードタイム更新を目指して、ニュル仕様に生まれ変わりました。

リチウムイオン電池と2つのモーターだけによる電動駆動系の最高出力は500 kW (680 PS) 、ニュル専用の空力パッケージを与えられたことで最高速度は280 km/hに達するとアナウンスされています。

全長が20 kmを超えるノルドシェライフェではエネルギーマネージメントも重要ですが、回生ブレーキにより適切にエネルギーを利用するよう最適化されているといいます。さらに、空力抵抗の最適化を目指してF1マシンでも知られるDRS(ドラッグリダクションシステム)を採用しているのがニュル仕様のポイント。油圧により角度を変えることのできるリアウイングは最大で20%も空気抵抗を減らすことができるといいます。

すでにノルドシェライフェにおけるシェイクダウンを実施。ブリヂストンがサポートするタイヤテストも行われたといいます。その様子は動画として公開されています。

電動化にまい進するフォルクスワーゲンの象徴ともいえる電動レーシングカー「ID. R」。コースレコード更新という偉業達成の報は、フォルクスワーゲンのEVブランドであるID.が本格始動する今夏に合わせて届くことでしょう。

(山本晋也)

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