タイヤのヒゲ「スピュー」を喜ぶ国があるって本当?【タイヤ豆知識】

コラム Clicccar

タイヤのヒゲ「スピュー」

タイヤショップやカー用品店に展示してある新品タイヤを見ると、トレッドの表面やサイドウォールからヒゲのような糸状の細いゴムが生えているのを見かけたことがあると思います。このヒゲ……名前を「スピュー」と言います。最近の国産タイヤではこの「スピュー」をカットしているのですが、じつはこの「スピュー」が喜ばれる国があるというのです。

オーストラリアでは「スピュー」があることでタイヤが新品と認識されるといいます。この話はあるタイヤメーカーで聞いたのですが、そのときも「私が聞いた話では……」という前置きでした。

なるほどおもしろい国民性だなーと思って、オーストラリア人に確認したら、そのオーストラリア人は否定していました。とはいえ、火のない所に煙は立たないもの。きっとそういう風潮もオーストラリアの一部ではあったのだと思います。

最近の国産タイヤではカットしていることが多い「スピュー」

さてこの「スピュー」どうしてあんなものがあるのでしょう? 答えは空気抜きの穴から押し出されたゴムです。タイヤはモールドと呼ばれる型に入れて成形されるのですが、そのときに内側から圧力をかけて膨らますようにして作ります。空気穴がなければ均一に圧力が掛からず、タイヤが変形してしまいます。そこで小さい多数の穴を開けて、そこから空気が逃げることで圧力を均一にしているのです。

そう聞くと、ヒゲの数が多いほど均一に作られたタイヤのようなイメージが湧きませんか? でもそんなことはなく、きちんと計算されてヒゲは生えているのです。

(文・諸星陽一)

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