雨宮シャンテや光永パンテーラにル・マンカーも参戦!誌上最高速バトルが熱いゼ その2.【OPTION 1986年8月号より】

コラム Clicccar

6ヵ月年ぶりのclicccar名物【Play Back The OPTION】、楽しんでいただけているようで嬉しい〜!

今回紹介している1986年8月号の『最高速図鑑』は、谷田部最高速 VS. ルマン名物ユーノディエール・ストレートを走るレーシングカーによる誌上最高速バトルです。

ではさっそくその2.、お腹一杯楽しんで下さい!

・・・・・・・・・・・

左から、星野一義さん、Dai稲田大二郎さん、松本恵二さん。

ただの6kmの直線なんか楽だろうね、と思ったのは大間違いだったよ。路面は普通の道なので谷田部みたいに綺麗に舗装されていない。路肩には砂利が浮いていて、コースいっぱいは走れない。道の中央が盛り上がっているので、マシンは左右に振られる。そして3つの山があり、最後の山なんか前が見えず、空中に飛んでいく感じなのだ。

で、もっと怖いのが夜だ。照明はヘッドライトだけなので300km/h以上ではまず前が見えない。谷田部でも夜は走れないくらいだから、ル・マンの闇を突っ走るのは、ハッキリいってキ〇ガ〇なのだ。でも走りたいな〜。

光永パンテーラは日本初の300km/hオーバーカーです。

1981年11月17日に打ち立てられた金字塔は、今なお外車クラスの最高速ランキングトップだ(当時)。初めてのオーバー300km/hの速さは今でも語り草になっている。エンジンはシボレーLS7(7.7L)、ABR細木エンジニアリングでチューニングされたもの。超一流のパーツが組み込まれ、セッティングされたエンジンは600psとも700psともいわれた。

ATS-BM-Z、メカチューン最速273.24km/h。

Lメカチューンとしては最高速車。エンジンはボア×ストローク89×79mmとなったL28改2947cc。エンジンチューニングはスリーテック。スペシャル78度カムやソレックス50φキャブで300ps以上を誇ったマシン。

クーロス・メルセデスは331km/h。

ル・マンの大惨事以来、メルセデスベンツが31年ぶりにル・マンに帰ってきた。といってもエンジン供給屋としてだが。85年も予選は走ったのだが、決勝をスタートしたのは今年86年から。

マシンはスイスのソーバー製に、ベンツの5L V8をツインターボ化して搭載し、630ps近くを発生する。排気量換算では出場車中最大の6962ccとなる。最高速は331km/hとなかなか。スポンサーの名からクーロス・メルセデスと呼ばれる。

OPTホットマシンとして製作されたMR2。

OPTホットマシンとして製作されたMR2。エンジンチューニングはシグマ。1.6Lの4A-GエンジンにK26タービンを装着。ベンチでは軽く330psをマークした。ボディ関係はマッドハウスがチューニング。現在でも史上最強のMR2といってもいいだろう。

通勤快速仕様で286.62km/h!

これまたエアコン、パワステ付きのチューンドカー。外観もできるだけノーマルっぽく仕上げている。しかしエンジンは軽く400ps以上をマークする強心臓だ。1G-Gエンジンに3mmオーバーサイズピストンを入れ2.15Lにスープアップ。TD05タービンをツイン装着する。

トムスの2台は292km/hと303km/h。

ル・マン用に空力をモディファイしたはずのトヨタ勢は、#36トムスが292km/h、#38ドームが303km/hと85年とほとんど変わらずサビシイ。やっぱり2Lターボのパワーで厚い空気の壁に対抗するのは限界なのか?と思いたくなるが、どっこい今から8年も前(1978年)のルノーA443は、V6 2.1Lターボで366km/hの最高速を記録している。パワーがないからとは言っていられない。パワーが少ない分はロングテール化するなど空力で稼ぐしかないね。この速度じゃ、チューンドカーと変わらない。

ル・マンの最高速狙いといえば、セカテバWMプジョー。371km/hで2番手!

フランスの期待を受けているセカテバWMプジョー。とても速そうには見えないスタイルなのに、最速のヨースと・ポルシェに次ぐ371km/hをマークしてしまった。思わぬ伏兵って感じだね。エンジンはプジョーV6にKKKツインターボを装着して600psを誇る。ターボ換算で3990ccになる。だけど、どう見てもそれほど空力が良さそうには見えないんだけどなぁ!

ヴィンミューレMM2 by マッドハウス、208.39km/h。

CR-Xをベースにマッド杉山氏の夢を具現化したスペシャルマシン。FFのCR-Xをなんとミッドシップ化。サスペンションもそれに合わせて作り直し、ボディ関係、室内すべてスペシャル。特に空力対策には力が入り、全高も1180mmという低さ。カッコだけじゃなくエンジンも1.5L+シングルターボにパワーアップ。CR-XみたいでCR-Xじゃないヴィンミューレ。ホイールはスペシャルだったが、デザインの良さが受け、市販化されて人気を呼んでいる。

通称:大川ソアラ、GReddyソアラ2800GT ツインターボは軽く309km/hオーバー。

外観はまったくスタンダードのソアラだ。しかもエアコン、パワステ付きでストリートユースも何ら問題がない。コンスタントにオーバー300km/hをマークする実力もさることながら、街乗りから谷田部までそのまま走れることに注目。新しい時代の最高速マシンのあり方を如実に表すマシンだ。エンジンは5M-Gをベースに三菱製TD06タービンをツイン装着。ブーストは1.5kg/cm2で500ps以上をマークする。

ロスマンズ・ポルシェ962C、文句なくカッコイイ!

86年第54回ル・マン24時間のウイナーのワークスポルシェ962C。見るからに空力に優れそうなロングテールは、スタイリングのお手本だね。ユーノディエールのストレートに合わせて最速を記録したヨースト他、ポルシェ勢はみんなこのロングテールを使っている。3台エントリーしたワークス962Cの中でも最速だったのはロスマンズ・ポルシェの361km/hだが、2番手のセカテバプジョー371km/hに10km/hも差をつけられている。しかし、予選結果は2位。ストレートの速さだけじゃなくてコーナーも速かったわけだ。

GReddy韋駄天スターレット・ターボは1.3Lで223.95km/h。

カッ飛びのポテンシャルをさらにスープアップ。エンジン本体はノンターボ(EFI車)用のカムに交換。タービンは三菱製TD05を使用。インタークーラーはノーマルにトラスト製をドッキング。1.3Lで軽く155psをマークしてしまう。これからはボーイズレーサークラスから目が離せそうもない。

国産初の300km/hオーバーを記録したのが、M300セリカXX by HKS。

国産チューニングカー史上初のオーバー300km/hを達成したのがこのマシン。5M-Gエンジンをベースにソレックス44φを使用したキャブターボ。タービンはギャレットT04Bをツイン装着。そのマシン作りは足まわりからボディまで300km/hの壁を破るべく根本的モディファイされたスペシャル。その後、最高速トライをしていないのが残念。

雨さんシャンテ、240.48km/h!

Kカーのシャンテにロータリーエンジンを無理矢理、搭載。12AロータリーにK26タービンをセットして約250psをマーク。当然、駆動系、サスペンションもパワーに合わせて作り直されている。ロータリーゆえに可能になったエンジン載せ換え。

300km/hチョイオーバーだったニッサン勢。

ニッサン勢は、ターボ換算で4194ccという大排気量(ポルシェは3710cc)ながら、#32 R85Vが325km/h、新型の#36 R86Vではたったの308km/h。が、もちろんそれには理由がある。予選ではウイングのセッティングも含めて、テスト走行がメインだったのだ。非公式には334.4km/hをマーク。ギヤ比からは364km/hまでOKだそうだぞ!

カーファッションプラザ三峰のミラ、179.33km/h。

Kカー最高速を誇るのがこのミラターボ。シャシーダイナモでは100psオーバー、ゼロヨンも16秒45をマークする。エンジンは630ccまでボアアップされ、IHI改タービンにOER40φ、スペシャルインタークーラーを装着。足まわりも相当に強化されている。最大ブーストは2.0kg/cm2までいけるというから凄い!

1986年8月号OPTION表紙

・・・・・・・・・・・・・・

いかがでしたでしょうか、80年代中期の熱き誌上最高速バトルは! 次回も昭和なOPTIONを厳選しお届けしますのでお楽しみに!

[OPTION 1986年8月号より]

(Play Back The OPTION by 永光 やすの)

【関連記事】

熱き昭和の最高速対決! チューンドカーVS.ル・マン マシン、どっちが速いか比べてみた その1.【OPTION 1986年8月号より】
https://clicccar.com/2020/03/06/959262/

goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
特集
まとめ
Q&A
サイトマップ