タイヤ・ホイールのインチアップとは? 外径を変えずに何を上げる?【タイヤ豆知識】

コラム Clicccar

クルマのドレスアップ記事などを読んでいると「インチアップ」という言葉がよく出てきますが、インチアップとはいったいどんなことなのでしょう。そしてインチアップするとどんな効果が得られるのでしょうか?

ホイールが大きくなると、スタイリングが引き締まる

最近テレビのCMで「ギガが足りない」とか「ギガが余る」という言葉を聞くことがあります。このときの「ギガ」は通信容量を示す「ギガバイト」のことを示しています。日本語での会話ではときどきこうした使い方をすることがあり、それがワケのわからない事態を引き起こすことがあります。インチアップのインチとはホイールの直径のことを示しています。まあ、「ギガ」は接頭辞で「インチ」は単位なので、ギガよりはマシといえばマシです。

ホイールデザインの自由度も広がる

ホイールを交換してドレスアップをしようとしたとき、ホイールの直径を大きくすることでかっこよさをアップしようというのが「インチアップ」の基本的な考え方です。大きくするのはあくまでもホイールの外径で、タイヤの外径でははありません。ですので、ホイールを大きくしてタイヤの扁平率(ハイト=サイドウォールの高さ)を下げることでタイヤの外径は同様に保ちます。

タイヤの外径は変わらず、ホイールのみを大径化するのがインチアップ

インチアップの一例を出すと195/65R15→215/50R17といったものがあります。このようにインチアップをした場合は、タイヤの幅も広くなることが一般的です。外径はほぼ変化がないので、外径が影響してボディへの接触することはあまり考えられませんが、幅が広くなったことによりタイヤとボディのクリアランスは減っていますので、接触の可能性は上がります。インチアップによる接触を避けるための方策はいろいろとあるので、経験豊富なショップで作業を依頼するのが大切です。

インチアップするとかなりホイールが目立つ

インチアップを行いタイヤのハイトが低くなると、段差乗り越え時などにタイヤが変形してホイールに当たることが考えられるので、運転の際の注意も必要です。またタイヤの中に入る空気の絶対量も減るので、ちょっとした空気漏れでも大幅に空気圧が下がることがあるので、空気圧管理をこまめに行うことが大切になります。

コンセプトカーなどではかなりホイールが大きなものが採用されることが多い

タイヤのハイトが小さくなるとタイヤの変形する量が少なくなるので、乗り心地が悪くなることが一般的です。もちろんコーナリング中のタイヤの変形量も減るのでコーナリングが安定し、コーナリング性能が高くなる……という気もしますが、タイヤのハイトが低いとコーナリング性能が向上するとは限りません。F1のタイヤはかなり大きめのハイトのタイヤでありながら、高い性能を実現しています。

ノーマルのNSXだが、これでキャリパーが小さいと貧弱に見えることが想像できるだろう

また、インチアップ時により開口部の大きいホイールをチョイスすると、ホイール内部がよく見えることになり、ノーマルのブレーキキャリパーやブレーキディスクが貧弱に見えてしまうというでメリットもあります。

レクサスRX イメージ

(文・諸星陽一)

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