トラスト7Mソアラの足まわりを清水和夫がジムカーナでテスト!そのアドバイスは?【OPTION 1986年9月号より】

コラム Clicccar

現在、cliccccarの試乗動画や自動運転解説などでお馴染みの国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが、過激ドリフトを魅せてくれた『ライトチューンでも355psのトラスト7Mソアラで清水和夫がドリフト指南! 』の前回に続き、同じ1986年9月号に掲載された『トラスト7Mソアラの試作足まわりを、今度はステージを変えジムカーナでテスト!』という記事です。

当時のOPTIONで、タイヤテストなどを担当していただいていた清水和夫さん。いや〜その評価が厳しいんですよ(汗)。そんなホンネ評価をする清水さん、トラスト7Mソアラ用試作足まわりをどうチェックし、ソアラのフットワークはどうするべきか? さてそのアドバイスは!

左から、OPT・稲田Dai、清水和夫さん、そしてトラスト・カンブ大川さん。わ、若い!!

トラスト・スーパーソアラVS.ノーマル。タイトなジムカーナコース。しかも路面がウェットではどうなるか。

TRUSTスーパー・ソアラの足まわりを、清水和夫がジムカーナでチェック!

清水チャンのハードアタックの結果はなんと、34.58秒VS.35.27秒。スーパーソアラが35秒コースでわずかに0.59秒(比率にすれば1.7%)速いだけだった。

というのも、装着タイヤは両車とも標準のピレリP6。このコンディションで355psにムチを入れてもホイールスピンするだけ。つまり、両車ともタイヤのグリップ限界でキッチリ走ると、この結果通り大差は生じないというわけ。

で、やっぱり、パワーに見合った高性能タイヤがドライ/ウェットを問わず欲しいのだ。

ウェット路面でのトラスト・スーパーソアラVS.ノーマルの結果は、34.58秒VS.35.27秒と僅差だった。

絶対に必要なのが、タイヤとダンパーチューンだ。355psというウルトラパワーを路面に伝えるには、超扁平ラジアルとガス封入式ダンパーが欲しい。ボクなら50扁平のVRをチョイスする。カッコマンならピレリP700、グリップ重視ならフォーミュラ1などもいい。16インチ用のホイールはちょっと高くつくが、絶対必要。

パワーチューニングに合ったサスチューンは不可欠。タイヤを含めてのトータルセッティングはオマカセ!

それと、グローブボックスにエアゲージを入れておこう。正しい空気圧管理を実行しないと、高性能ラジアル本来の実力は発揮されない。

ダンパーは、タイヤの剛性とスプリングレートに合わせるべきだ。乗り心地を重視するならバンプ側の減衰力はあまり高くなく、伸び側の減衰力が高いものをチョイスする。とはいえ、そう好みに合ったものが用意されているわけではないので、ソアラ用にトラストで作ってもらおう。ねぇ〜大川さん!

足の本格セッティングはこれから。試作コイルでは約2cmほどノーズダウンする。

注目を集めるスーパーソアラ7MGのニュータイヤ&ホイールが決定した。やはり組み合わせはトラスト・ポルシェ956でお馴染みのダンロップ&BBSのベストカップル。

BBS・RG023ワンピース7J×16オフセット45。鍛造ホイールの時代を作ったBBSのニュータイプワンピースホイール。

イヤ〜予定が狂っちゃってゴメンネ。ステップ3のタービン交換前に足を何とかしないとダメだと思ったもんだから、ノーマルの足でステップ2はクリアできると読んでたんだけど、谷田部テストを見たり、自分で首都高をフルに走ろうとするとちょっと不安なんだ。

今回のテストはノーマルダンパーに強化コイルの組み合わせだったが、成果のほどはマズマズ!

旧型ソアラ・ツインターボならスーッと入ってアクセルを開いていけるコーナーが、ニューソアラだとジワ〜っとしかアクセルが開けられない。そのくせスピードはビックリするほど低い。このままじゃヤバイ。4輪ダブルウィッシュボーンでけっこういい足のはずなのにネ。味付けが走り屋用じゃないオジサン向けだからかな。

実際の足まわりチューニングはどうするか? まず第1段階としてはコイルスプリングのみを交換。ショックアブソーバーはノーマルのハードの減衰力がけっこういい感じなので、ノーマルをハードに固定してやった。走り屋にとってソフトなんて関係ないもんネ。

コイルスプリングはやはり数種類(車高はノーマルとほぼ同じ設定)を特注し、走り比べてチョイスした。走っては交換、交換しては走る。ちょっと面倒だけど、理論だけのノウガキじゃいいものは作れないもんネ!

そこでチョイスしたのは、ノーマルに比べて50%強化タイプのコイルスプリング。今までのトラストサスキットのフィーリングをベースにした味付けになって、コーナーでも締まった足に変身してくれた。ボクとしてもまずまず満足のいく足になったって感じだ。

OPTION 1986年9月号の表紙です!

[OPTION 1986年9月号より]

(Play Back The OPTION by 永光 やすの)

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