等身大のナチュラル・スポーツ。インド生まれの150ccバイクの魅力とは?【ジクサー150 ・概要編】

コラム Clicccar

生産国インドで熱狂的に支持されたジクサー150が日本に里帰り上陸したのは2017年1月のこと。日本でもじわじわと確実に人気を集めています。

ジクサー150は、2014年にインドを中心としたアジア地域と中南米で発売されたネイキッド・マシンです。シンプルで効率的な空冷単気筒エンジンと、上質な作り込みに支えられたグラマラスで戦闘的なスタイル、そして軽快な走りがうけて、たちまち大人気となりました。

インドでは、『バイク・インディア』誌の150cc以下部門や『トップギア』誌のストリートバイク部門をはじめ、13ものバイク・オブ・ザ・イヤーを総なめにした小さなサラブレットです。

ゆとりのボディに収まった空冷4ストローク単気筒154ccエンジンは、コンパクトぶりが際立ちます。でも、スズキ・モーターサイクル・インディアが「矢の形」と自慢するシャープなシュラウドのおかげでエンジンまわりのデザインは迫力十分。

125ccを境に免許制度が区切られている日本では、ジクサーのような150ccクラスのバイクを中途半端だと感じるライダーがいるかもしれません。

でも、こうした中間排気量のマシンには、たとえばヤマハRZ350やセロー225、スズキGT380などのように、標準的な排気量区分にとらわれない設計で走りの良さを引き出し、のちに歴史的名車と呼ばれるようになったバイクもたくさんあるのです。

峠の走りは峠まで行かないと楽しめません。目的地までの往復でへとへとになりがちな都会のライダーには、高速道路を走れるジクサー150が頼もしい味方になってくれます。

150ccクラスのメリットを挙げるとき、誰もがまず思いつくのは高速道路を走れることではないでしょうか。ひんぱんに高速道路を利用するロングツーリング派ではなくても、ワンデイ・ツーリングの帰り道には、高速道路でびゅーんと一気に家まで走りたいと考えるライダーは多いはず。

高速を使えばラクなだけではなく、帰宅にかかる時間をぐっと短縮できて、そのぶん目的地での時間をたっぷりゆっくり使えますからね。

ジクサー150のサイズ感は、旅を愛するバイク女子にもぴったり。プレッシャーフリーで思いのままにツーリングを楽しめます。

ジクサー150の最高出力は14PS/8000rpm。高速走行にはやや頼りないスペックだと思うかもしれません。それでも高速道路を「走れる」と「走れない」の差は歴然。よほどの長距離でなければ、疲れず早く確実に目的地に到着できます。

近場のショート・ツーリングによく出かけるライダーなら、さくっと高速が走れるメリットは絶大ですよね。

きゅっとタイトに絞り込まれたフューエルタンクとシートの形状は、足着き性の向上に役立つだけでなく、グラマラスなボディデザインのポイントにもなっています。

一般的な250ccスポーツバイクは、多くのライダーにとって十分なパワーとふだん使いの取り回しのよさを兼ね備えた素晴らしいマシンです。でも体力に自信のない女子や、免許取りたてのビギナーにとっては、日々の通勤・通学や買い物に250ccは少し大きすぎると感じる瞬間があるのも事実。

150ccは、そんな本格派バイク特有のプレッシャーからライダーを解放してくれるライトなサイズでありながらも、マイバイクを所有する喜びとオートバイ乗りのプライドをきっちり満たしてくれる、絶妙な排気量なのです。

身長164センチの私が乗ると、両足のかかとがわずかに浮く感じ。ジクサー150は、またがるだけでも乗りやすさを実感できるマシンです。

また、もし技量と体力に自信のあるベテランライダーが乗ったとしても、パッとまたがればいつでもどこへでも即座に走りだせるジクサー150の身軽さは、きっと遠い昔に置き忘れてきたバイク本来のシンプルな楽しみをまざまざと思い起こさせてくれることでしょう。

【スズキ ジクサー150主要諸元】
全長×全幅×全高:2020mm×800mm×1035mm
シート高:795mm
エンジン種類:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量:154cc
最高出力/最大トルク:10kW/1.4kgm
燃料タンク容量:12.0
タイヤ(前・後):100/80-17・140/60-17
ブレーキ:前後油圧式シングルディスクブレーキ
メーカー希望小売価格:35万2千円(税込)

(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)

【関連リンク】

ジクサー150 Official Site
https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/gsx150rlm0/?page=top

村上菜つみさんがスズキ・ジクサー150で出かけたツーリング記事は、月刊誌「モトチャンプ」2020年8月号(7月6日発売)に掲載されています。

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