【VW ティグアン 試乗】こんなに大きな、重いクルマは要らない…川上完

[フォルクスワーゲン]
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一言で言えば、密度の高くなった『トゥアレグ』である。もともと、トゥアレグが廉価版ポルシェ『カイエン』だったのだから、ティグアンは“ミニ・カイエン”でもあるわけだ。まあ、それにしても、ボディ・サイズは大き過ぎる。

確かに、カイエンやトゥアレグに比べれば若干小型化されたとは言うものの、全長4460mm、全幅1810mm、全高1690mm、ホイールベース2605mmは日本の道路では決して小さくはない。加えて、1640kgの車重。こんなに大きなボディを引きずって、込み合った街中を走ることを思うと気が重くなる。こんなに大きな、重いクルマは要らない!

この種のクルマは、メカニズムの点で見れば、新しければ新しいほど進化しているのは当然だろう。前に出たライバルを研究し、敵の穴を探してそれを埋めながら開発するのだから、進化や進歩が無ければおかしいのだ。ただし、そうして開発されたデバイスの多くが、はたして多くのユーザーにとって必須となるか否かは別問題なのだが。

ボディサイズでははるかに小さく、エンジンパワーも低く、機能的にも省略の多いスズキ『ジムニー』が、おそらく本当に4WDが必要なシーンでは圧倒的な強みを発揮するだろう。4WDとは所詮そうしたものなのだ。使うかどうか判らない余分な装備を抱えて、それらを必要としない状況の中を走り回る。こんな無駄なことは無いと思うのだが、如何なものだろう。

それとは別に、ティグアンの4WDとしての走りの性能は、流石に素晴らしく、新しいものほど良いと言うセオリーを再認識させられた次第。こうしたクルマは一台は必要だが、何台もは要らないと思いましたね。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

川上完|モータージャーナリスト
芸能誌カメラマンを経て、男性誌のクルマリポーターからジャーナリストの道へ。旧いクルマ大好きの変人(?)

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