【VW ゴルフ GTIパフォーマンス 新型試乗】今さら?だけど、究極的に熟成したゴルフなのは間違いない…中村孝仁

[フォルクスワーゲン]
  • VW ゴルフ GTIパフォーマンス撮影 中村孝仁
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あちらではすでに『ゴルフ8』がデビューして、日本のメディアも現地で試乗しているその最中だというのに、何で『ゴルフ7』の試乗?そんな読者も多いかもしれないが、昨年末VWが開催したオールラインナップ試乗会にやってきていた『ゴルフ GTIパフォーマンス』に初めて乗った。

◆Cセグメントホットハッチ市場では「埋没型」?


デビューしたのは2019年の2月。つまり乗りそびれていた…というわけである。ただし、究極的に熟成の進んだゴルフであることは間違いなく、今これに乗っておくと次…つまり8が出た時の参考になるという頭もあった。そもそもこのパフォーマンスというモデル、限定車で通常のGTIに対して19インチホイールにピレリPゼロを履かせ、エンジンパワーを15psほど引き上げたモデルである。

そんなわけでパフォーマンスは245ps。元来GTIだっていわゆるホットハッチとして世間的に認定を受けていたクルマなのに、近頃のCセグメントホットハッチマーケットは天井が割れてしまった感があって、ホンダ『シビックタイプR』だのルノー『メガーヌRSトロフィー』だのは、パワーで300psを超え、トルクも400Nmに達しているから、245psなどというパワーに370Nmのトルクは今やこの世界では埋没型。

勿論ゴルフも黙っていたわけではなくさらに強力な「TCR」を送り出している。こちらはチョイノリしかしていないが、その印象からすると元来ゴルフはやはり大人のクルマというか、このセグメントでは成熟したクルマなのだということを改めて感じさせてくれた。

◆意外にも穏やかで快適な高性能車


というのも、一般道に乗り出して流れに乗って加減速をする限り神経質な素振りはこれっぽっちも見せないし、前が空いてアクセルに力を込めたところで??ホントにハイパフォーマンスカー?というほど動きが大人しく、過激さが無い。

例えば強烈に高いステアリングゲインがあるわけでも、首がのけぞるような加速感があるわけでもない。パワーにして15ps、トルクにして20Nm増加しているが、一方で車重も+50kg。勿論それでチャラになるような柔い性能ではないと思うのだが、現実はとても穏やかで快適な高性能車である。

ただし気をつけなくてはいけない。この快適さと大した性能じゃないなどと思っていても、その時スピードメーターを見ると恐らくは驚くはず。今回も大したことないよね…などと言いながらそのスピードを見て慌ててブレーキを踏んだほど高速域に達していることだけを報告しておこう。

◆ピレリPゼロの存在


こうした印象をもたらす一つの要因と思われるのが、ピレリPゼロの存在。ゴルフが履いているのは225/35R19。ノーマルGTIが225/45R17だから、幅はともかく扁平率が変わっている。最近のタイヤの凄いところはこんなにペッタンコでもしっかり乗り心地を保っている点。

基本的にPゼロはハイパフォーマンスタイヤであるけれど、十分な快適性を確保すると同時に高い横G加速度に耐えられるタイヤでもある。結構コーナーを攻めたところで、過激な印象を感じさせないのは案外このタイヤの高いグリップ力に起因することも考えられる。勿論それ以前に高いシャシーチューンやサスペンションの取り付け剛性、きちっとした骨格の作りなど、クルマとしての基本性能がモノを言っていることは言うまでもない。

ルノーにしてもホンダにしてもその高い運動性能を誇示するためにニュルブルクリンクのラップタイムを競っているが、そうした争いにあえて飛び込まないのは、そうした性能を作り上げておらず、オンロードでのパフォーマンスに特化しているから?あるいは当たり前だがモデル末期だから、やっても意味がない?等々理由は色々だし、もしやるとするならTCRでやるのが普通である。

◆ゴルフの性格の良さを実感


コーナリングフォースを高めているもう一つの理由は、GTI同様電子制御フロントディファレンシャルロックを装備しているからだろう。GTIから大きく変わっているのはトランスミッション。GTIでは湿式の6速DSGであったものが、パフォーマンスでは7速DSGに進化している。ギア比はファイナルを含めてすべて異なり、パフォーマンスはファイナルを低めて各ギアのギア比を引き上げている。この変化は大きいように感じた。

何を今更ではあったのだが、改めてゴルフというクルマの性格の良さ、万人受けする乗り易さが実感できた。



■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★

中村孝仁(なかむらたかひと)AJAJ会員
1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、その後ドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来42年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。 また、現在は企業向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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