【ホンダ シビック 新型試乗】硬質感ある乗り心地も、走るほどに好感触…中村孝仁

[ホンダ]
  • ホンダ シビック EX《写真撮影 中村孝仁》
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◆こんなに大きく育っていい子になって…

思えば1972年の誕生以来、今回のモデルで11世代目に進化したホンダ『シビック』。初代のコンパクトなハッチバックから今や立派なCセグメントのモデルに生まれ変わっている。

その恰好を見ると、どうもハッチバックといわれてもピンと来ない。このデザインはむしろ流麗なクーペ風セダンに見えてしまう。言うなれば大型アウディのスポーツバックというやつだ。まあそんなことはどうでもよくて、とにかく「カッコいいなぁ」というのが第一印象である。


個人的な印象をお話しするとホンダ・デザインは『ヴェゼル』から大きく変わった。コテコテでクロームを塗りたくったような過去のデザインと決別し、シンプルでわかりやすく、シャープなものに変わったと感じる。

実は個人的にもシビックには思い入れがある。それは初めて自分で金を出して買った車が初代シビックだったからだ。当時は本当に小さくて4ドア車も存在しなかった。いわゆる3ドアである。でもそんなクルマが当時の時代背景にはマッチしていた。縦横無尽に走り回ったが、野尻湖で調子に乗って滑らせて初めての比較的大きな事故を起こしたのもこのクルマだった。幸い体は全く無傷で、でもシビックのフロントは無残にも潰れた。というわけでいろいろと経験させてくれたのがシビックだったというわけだ。

◆硬質感の高い乗り心地も走るほどに好感触


室内に入って目に飛び込んでくるのはハニカム状のグリルのようなデザインのダッシュボードである。エアコンの吹き出し口を目立たなくさせるデザインで、確かVWも『パサート』で似たようなことをやっていたが、こちらの方がうまくやっている印象だ。

コンセプトは「爽快シビック」と言うんだそうだ。ほ〜そうかい?と洒落てみたが、爽快というよりも個人的には颯爽という言葉の方が似合う気がした。とにかく見た目に爽やかで好印象なデザインに加え、インテリアもきりっとしまったデザインでまとめられ、走りはまさに颯爽と、であった。

青山のホンダ本社から乗り出してものの数キロ走った印象では、だいぶ締め上げられた硬質感の高い乗り心地に感じたのだが、これが馴染んでくるときりっと締まったものに感じられるようになる。


確かに低速では路面の凹凸を正直に拾い、決して快適な乗り心地とは言えないのだが、かといって上屋が揺すられるような印象ではないし、突き上げ感もなくその凹凸をビシッと収束させる安定感があり、さらに郊外に出てスピードレンジが上がってくると、コンセプトにある爽快さが感じられるようになる。

そして高速ではその好印象はさらに加速して、フラット感があり非常に安心感が高い乗り味になる。この時低速時に感じた硬質感とは全く別な、硬質ではあるけれど今度はちゃんと路面を往なしてくれている印象になる。この乗り心地の良さは路面からの入力があった時の収束の高さに起因すると思う。そして見事なほどハーシュネスを抑え込んでいて、とにかく揺れを一発でピシッと収める能力に関してはピカイチである。



◆このセグメントでもかなり上位の出来のよさ

試乗車は1.5リットルターボにCVTの組み合わせ。なんでもMT車の販売比率が3割を超えているようで、シビックの走りに期待するユーザーが多いことを証明しているようだが、その期待は絶対に裏切らないと思う。決してパワフルな印象はないが、アクセルに追従する加速レスポンスの良さが、とてもシャープなクルマに感じさせる。

ハンドリングも同様で、ターンイン時の鋭さと意図的に蛇行した時の追従性の良さはまさに意のままに操れるフットワークの良さを感じさせてくれる。装着されているタイヤはグッドイヤーのイーグルF1なのだが、なんでもヨーロッパで開発されたアシンメトリック2というものだそうで、こいつもなかなか良い働きをしている印象を受けた。


走行モードはエコ、ノーマル、スポーツでシフトレバー横のスイッチで切り替えが可能。といっても各モードは劇的に走りが変わるというほどの変化はなく、エコはやはり加速が緩慢になるが、その緩慢な印象はノーマルに入れるとすっかりなくなり、ではスポーツに入れるとさらに俊敏になるかというとそんなことはなく、一段高いギアで走っている印象は受けるものの、大きな変化はない。おそらくスポーツモードはワインディングに入ったときに効果を実感できるモードで、街乗りの場合はアイドリングストップも切れてしまうので、ノーマルで十分だ。

それにしても新しいシビックの出来は個人的にはこのセグメントでもかなり上位に来る良さである。



■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
おすすめ度:★★★★★

中村孝仁(なかむらたかひと)AJAJ会員
1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来44年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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