スズキ第3四半期…インドネシア、タイでの減益で営業益は微増
スズキは2月5日、2014年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2兆1429億円(前年同期比+3.2%)、営業利益は1352億円(+0.4%)、経常利益は1443億円(+3.5%)、四半期純利益は798億円(−3.1%)だった。
第3四半期連結累計期間の連結売上台数は、四輪が195万4000台(+5.8%)、二輪は83万2000台(−15.2%)だった。
四輪車事業は、国内では新型アルトの投入など、商品力強化を図ってきたが、消費税率引上げに伴う反動減もあり、売上高は前年割れとなった。また、海外売上高はインドでの増加などにより前年同期を上回った。この結果、四輪車事業の売上高は1兆9170億円と前年同期に比べ735億円(4.0%)増加した。営業利益は為替やインドでの増益があったもののインドネシア、タイでの減益等により1337億円と前年同期に比べ2億円(0.1%)減少した。
二輪車事業の売上高は、アジアでの販売減少等により1799億円と前年同期に比べ125億円(6.5%)減少。営業損益は前年同期の損失46億円から損失50億円へと拡大した。
なお、純利益については、法人税等の増加や少数株主利益の控除が増加したことで減少となった。
通期連結業績見通しは、来期からの法人税率引下げに伴う繰延税金資産の取崩しによる影響を織込み、純利益を前回予想から100億円を下方修正し、1050億円とした。
- 纐纈敏也@DAYS