バサースト12時間、ニスモアスリートグローバルチームがマウントパノラマに集合
2月5日、ニスモアスリートグローバルチームのドライバー、エンジニア、メカニックおよびスタッフが、バサースト12時間レースの舞台となるマウントパノラマサーキットに到着。それぞれ、ドライバー登録や車検、チームマネージャーミーティングなどの準備に取り掛かった。
マウントパノラマサーキットは、オーストラリア南東部の中心地シドニーからクルマで約3時間の位置にある公道サーキット。ニスモは『NISSAN GT-R NISMO GT3』で参戦する。5日には車検やチーム登録などが行われ、6日から走行セッションが開始となる。7日には公式予選が行われてスターティンググリッドが決定し、8日の日の出直前、早朝6時に決勝レースはスタートし、18時頃チェッカーフラッグが振られてレースはフィニッシュする。
この日はチーム代表の田中利和ニスモ常務執行役員らがチームに合流。チームミーティングで、田中代表は「昨年はここで悔しい思いをしたが、それをバネにして十分力を発揮したい。チームの戦略を正確に、着実にこなすことが肝心だ。特にピットワークの迅速性など、ニスモの持ち味を活かして最後まで戦う」と語った。
ドライバーの千代勝正は「昨年はクラッシュで終わってしまい、とても残念な結果となってしまった。今年はとにかく最後まで走り、良い成績を残したいと思う」と抱負を述べた。同様に昨年の同レースに出場しているウォルフガング・ライプも、「また皆さんと一緒にレースができて大変嬉しい。良いマシン、良いチーム、良いチームメイトに恵まれて僕はハッピーだ」と笑顔でコメントした。
なお、このレースに出場予定だったアレックス・バンコムに代わり、昨年のニュル24時間でNISSAN GT-R NISMO GT3をドライブした、ニッサンGTアカデミー卒業生、フローリアン・ストラウスが出場。「僕にとってバサーストは初挑戦だが、クルマは慣れ親しんでいるGT-Rだし、チームの多くの人々は昨年のニュルで一緒だった。チェッカーフラッグを受けることが一番大事なのはよく知っているつもりだ。頑張る」(ストラウス選手)と語った。
- 纐纈敏也@DAYS