【ホンダ ジェイド 発表】上質感たたえ、ボディをきれいに見せるカラー
ホンダ『ジェイド』のカラーコンセプトはひとクラス上の“上質感”を狙っているという。
ジェイドのボディカラーは7色用意され、そのうちシルバー系は3コート塗装。ホワイト系はパール塗装にするなど、「ベーシックカラーに関しても質感にはこだわった仕上げをしている」と話すのは、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの向江美咲さんだ。
また、7色全てにおいて奇をてらったカラーは採用されていない。その理由を向江さんは、「ミニバン市場は日本が一番成熟しており、クルマをよく知っているユーザーが購入している。そういったユーザーに対して、どのカラーを選んでも間違いなく満足させるように設定したのだ」と説明し、赤系のカラーも、「あえて落ち着いたカラーを採用しているので、積極的に好みのカラーを選んでほしい」と話す。
今回ジェイドのボディカラーにはマンダリンゴールドが新色として設定された。ホンダには、シャンパンゴールドかダークブラウン系のみで、中間色域のブラウンがなかったことからこのカラーが作成された。「ジェイドは、キャラクターラインを極力排したボディなので、そのボディがきれいに見えることにこだわって、何度も塗って検証したうえで設定した」と向江さん。
ジェイドはグローバル展開されるクルマなので、北米や中国、そして日本などで実車を展示して、ターゲットユーザーが評価するカークリニックが実施された。その結果、「どんな人種の、どんな瞳の色の人が見ても、このボディに似合うカラーとしてマンダリンゴールドを開発した」とその完成度に自信を見せた。
- 内田俊一