【キャンピングカーショー15】20年以上のノウハウを結集、5人が快適に就寝できる「動く家」
「モーターホーム(動く家)」…まさしくこの言葉がぴったりなのが、M.Y.Sミスティック(本社・山梨県甲斐市)の「アンセイエ」だろう。「個性のない車はつまらない」との思いからこの開発がスタートした。
そして、20年以上のキャンピングカーづくりで培ってきたノウハウを惜しみなくつぎ込んだそうだ。トヨタの『カムロード』をベースに特性のアルミボディを設置、しかもそのフレームは極限まで強度を高めたという。デザインについても、2014年度の「グッドデザイン賞」を受賞しているので折り紙付きだ。
「室内も非常に広く、床から天井まで190cmもあるので、背の高い人でも大丈夫で、圧迫感を感じることはほとんどありません」と同社関係者は話す。しかも設備は充実していて、キッチンには2つのガスコンロ、電子レンジ、40Lの冷蔵庫、エアコン、給水・排水タンクなどが備わっている。また、オプションでポータブルトイレやソーラーシステムをつけられるようになっている。
そしてベッドは運転席上にバンクベッド(1880mm×1330mm)、リアに1880mm×650mmの二段ベッド、ソファがフラットになるフロアベッド(1900mm×650mm)の3種類あり、大人5人が快適に就寝できるという。
「手づくりなので、注文をいただいて完成するまで1か月ほどかかります。昨年に販売を開始して、これまでに3台納車しました」と同社関係者。価格は598万円から。一味違うキャンピングカーを求めるお客には最適な1台と言えるかもしれない。
- 山田清志