【F1】レッドブル・リチャルドがトップ、ホンダさらに周回のばす…バルセロナテスト2日目
スペインのカタロニア・サーキットで行なわれているF1のバルセロナ合同テストは2日目を迎え、この日はダニエル・リチャルド(レッドブル)がトップタイムを記録した。
2月初旬のヘレステストでは、直前までマシンの開発に専念した分、スペアパーツが足りないなど十分な走り込みができなかったが、バルセロナに来てから周回を重ねており、この日だけでも143周を走破。ベストタイムも1分24秒574を記録し、昨日のパストール・マルドナード(ロータス)のタイムを大きく上回った。
2番手には昨日同様キミ・ライコネン(フェラーリ)が0.030秒差でつけ、3番手にはフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)が0.098秒差で続くなどベストタイムは非常に僅差なものになった。
マクラーレン・ホンダは急きょフェルナンド・アロンソが2日目を担当。昨日発生した運動エネルギー回生システム「MGU-K」のトラブルが完全に修復されていない中での走行となったが、前日のジェンソン・バトンを2倍以上となる59周を走破。トップから1.4秒遅れの1分25秒961を記録し、7番手。王者メルセデス勢と比べると1秒差まで詰め寄った。なお3日目にはMGU-Kのトラブルを解決する対策パーツが現地に届く予定。さらなるペースアップが期待される。
2015 F1バルセロナテスト 2日目結果
1.ダニエル・リチャルド(レッドブル)1分24秒574(143周)
2.キミ・ライコネン(フェラーリ)1分24秒584(90周)
3.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)1分24秒672(88周)
4.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)1分24秒702(121周)
5.ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分24秒923(89周)
6.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分25秒556(66周)
7.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)1分25秒961(59周)
8.ジュリオン・パーマー(ロータス)1分26秒280(77周)
9.マーカス・エリクソン(ザウバー)1分27秒334(113周)
10.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)1分28秒945(100周)
- 吉田 知弘