【キャンピングカーショー15】ハイエース 用「網戸」開発のホワイトハウス、その狙い
2月13日から2月16日まで千葉・幕張メッセで開催された「ジャパン キャンピングカーショー」でホワイトハウスは自社開発の製品、トヨタ『ハイエース』用の「網戸」ならびにフロントシートを180度回転させる台座「フロント回転シート」を出展した。共に3月発売予定だ。
ハイエース用網戸は、ホワイトハウスが手がけるキャンピングカーだけではなく、現行型のすべてのハイエースに取り付け可能だ。今回開発・出展したフロント回転シート(現行型ハイエースに対応)と共に、ホワイトハウスの独自戦略が反映されている。
ホワイトハウス、キャンパー事業部の部長である酒井裕二郎氏は「内装はどの企業においても作成することができるが、ハイエース用網戸やフロント回転シートなどは技術力やノウハウが必要。他社には無いものを作ることで、勝負をする」と話す。
キャンピングカー業界において、ハイエースは欠かせない車種である。その中で勝負するには、他社製品とどう差別化をできるか、そして価値を付けるかが重要だ。
酒井氏は「ハイエース自体は良いクルマだ。しかし、特別変わった展が無ければ“ただのハイエース”で終わってしまう」。
続けて「今回開発した網戸はキャンピングカー以外でも使用でき、ハイエース乗りのすべての方に流通する可能性がある。そしてフロント回転シートは、“ただ回転”というだけではなく、それによって車内空間の有効活用に寄与した。ハイエースという車種はひとつしかないため、それをどれだけ“行かせるか”が重要だ」(酒井氏)と語った。
- 阿部哲也