グローバル・モバイル・ビジネス・アライアンス設立発表、モバイルBtoBビジネスの活性化目指す
2月24日、モバイルBtoBビジネスの活性化を目指すことを目的として、「グローバル・モバイル・ビジネス・アライアンス」(GMBA)の設立発表会が都内でおこなわれた。
設立会見で挨拶したGMBA代表理事の鶴保征城氏は、NTTグループやHAL、IPA(情報処理推進機構)などのIT畑を長年歩んできた経験を元にGMBAの設立趣旨を次の様に説明する。「日本のITサービス産業は、生産性がアメリカの半分にすぎない。また働き方も労働集約型で長時間のサービス産業が強いられるなど、現代的ではない。生産性を上げ、働き方を変える。今回のアライアンスを立ち上げた目的も、働く人びとのマインドセットを変えて、この2つを改善したいと思ったからだ」。
GMBAは、自前の編集部を持つことが特徴だ。編集長に就任した小林正明氏は、「スマートフォンやタブレットなど、モバイルデバイスは職場に広く浸透してはいるが、デバイスの普及ほどに人びとの考え方は成熟していないというのが実情だ。このモバイルをいかにして活用して、働き方を変えていくか。GMBA内に編集部を置くことでその働きかけの活動を視覚化していく」と説明する。
アライアンスでは、エンドユーザーを対象にした「ファン」(会費2000円/月)、企業を対象にした「サポーター」(5000円/月)、そして「スポンサー」(60万円/年)の3種の会員制とし、ファン1万人・サポーター500社を目標に活動を展開する。同アライアンスのWebサイトと会員募集は3月1日からスタートする。
- 北島友和