2014年のドライブレコーダー販売台数、前年比1.5倍の43万台…GfKジャパン調べ
GfKジャパンは、全国のカー用品量販店、家電量販店、インターネットにおける2014年のドライブレコーダー販売動向を発表した。
販売実績からドライブレコーダーの国内販売台数を試算すると、2014年は前年比1.5倍の43万台に達した。市場は年々拡大し、メーカーも新規参入が相次ぎ、2014年の販売メーカー数は前年の1.2倍となる約50社に上った。
市場では衝撃検知機能を搭載したドライブレコーダーの販売が伸長。販売数量構成比は年初は32%だったが年末には60%へ拡大し、2014年通年では43%を占めた。同機能搭載製品の平均価格は1万4800円と、非搭載製品の約1.8倍高く、ドライブレコーダー市場全体の平均価格上昇にも寄与。2014年のドライブレコーダーの税抜き平均価格は前年から約1割上昇し1万1300円となった。
販売実績から推計したドライブレコーダーの国内累計販売台数は100万台程度とみられ、国内の乗用車保有台数(約6000万台)を考えるとその潜在需要は高い。2015年1月のドライブレコーダー販売は数量前年比57%増、金額前年比97%増と市場は拡大が続いている。ドライブレコーダーの国内販売台数は2015年にはポータブルナビのアフターマーケット市場規模を上回ると見込まれており、今後の動向が引き続き注目される。
- 纐纈敏也@DAYS