【ジュネーブモーターショー15】ルノー ルーテシア RS に「トロフィー」…1.6ターボは220hpに強化
フランスの自動車大手、ルノーは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)の「ルノースポール 220 トロフィー EDC」を初公開した。
同車は、『ルーテシア・ルノースポール』をベースに、さらなる高性能を追求。車名の「トロフィー」とは、ルノースポールが、サーキットを中心に最高の性能を発揮するべく開発したスパルタン仕様に与える名称。『メガーヌRSトロフィーR』同様、ルーテシアにも、トロフィーが設定される。
ルノースポール 220 トロフィー EDCでは、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを強化。最大出力はプラス20hpの220hp/6250rpm、最大トルクはプラス0.2kgmの26.5kgmに引き上げられた。トルクブーストモードでは、4速と5速ギア時の最大トルクが、28.6kgmへ向上する。
EDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)トランスミッションも、専用チューン。ソフトウェアの改良により、シフトチェンジの時間は、ノーマルとスポーツモードで40%、レースモードで50%短縮させた。
足回りは、車高をフロント側で20mm、リア側で10mmダウン。ダンパーも専用チューンされ、スプリングはリア側を40%強化。ステアリングレシオはクイック化。タイヤは、ミシュランの「パイロット・スーパースポーツ」で、205/40R18サイズを装着している。
- 森脇稔