トヨタ 米国販売、13.3%増の18万台…RAV4 は3割増 2月
トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月3日、2月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は18万0467台。前年同月比は13.3%増と、12か月連続で前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車『カムリ』の改良新型2015年モデルが、3万2942台を販売。前年同月比は13.6%増と、3か月連続で増加した。2013年に新型を投入した『カローラ』は、10%増の2万7839台と、5か月連続で増加。『プリウス』は、6.6%減の1万2018台と、2か月ぶりに減少している。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、前年同月比33.4%増の2万1943台と、2月の新記録。中型SUVの『ハイランダー』は、6.5%減の1万1263台と6か月ぶりに前年実績を割り込む。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、14.2%増の9052台と、2か月連続で増加。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が、前年同月比14.2%増の6490台と、5か月連続で増加。新型車の『NX』は、2666台を登録。『IS』は、3.8%減の3383台と、マイナに転じた。『GS』は1851台を売り上げ、前年同月比は17.6%増と8か月連続のプラス。大幅改良を受けた『CT』は、20.5%減の978台と、3か月連続で減少する。
トヨタ自動車の2014年米国新車販売は、前年比6.2%増の237万3771台。2015年1-2月は、前年同期比12.1%増の34万9661台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「RAV4に牽引され、トヨタのSUVとライトトラックが2月の新記録を打ち立てた」と語っている。
- 森脇稔