ルノー日産、アルノー・ドゥブフ氏がアライアンスSVPに就任
ルノー・日産アライアンスは3月13日、アルノー・ドゥブフ氏が4月1日付で、アライアンスCEOオフィスを統括するアライアンスSVPおよび、ルノーのマネジメントコミッティのメンバーに就任することを発表した。
ドゥブフ氏は、クリスチャン・マードュリュス氏の後任として、ルノー・日産アライアンスのカルロス・ゴーン会長兼CEOに直接レポートする。
ドゥブフ氏は、ルノー・日産アライアンスを管轄する、ルノー・日産B.V.(RNBV)のアライアンス ボード事務局を務める。RNBVはアムステルダムに拠点を置き、両社が各々50%ずつ出資する共同運営会社。同社は、ルノーと日産からそれぞれ3名のシニア・エグゼクティブで構成され、アライアンスの中長期戦略の策定を担う。
ドゥブフ氏は、「研究・開発」「生産技術・物流」「購買」「人事」、アライアンスの主要4機能を管理するアライアンスマネジメントコミッティの事務局も担う。また、RNBV内の専任チームであるアライアンス・グローバル・エグゼクティブチームも担当。同チームは、商品企画、Aセグメント開発、IS/IT、通関貿易、ダイムラーとの戦略的協力関係を含む8分野について重点的な取り組みを行っている。
ドゥブフ氏は、1993年にエンジニアとしてルノーに入社。韓国ルノーサムスン自動車で購買戦略と原価管理の統括などを経て、2010年からルノー・日産アライアンスのCMF-Aプロジェクトを担当、2012年にルノーのエントリーカー・ラインナップのプログラム・ダイレクターに昇格した。
- 纐纈敏也@DAYS