ランクセス、コスト削減や設備稼働率向上で黒字転換…2014年12月期決算
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ランクセスが発表した2014年12月期の連結決算は、コスト削減や設備稼働率の向上などの効果で、特別項目調整前EBITDAが前年同期比9.9%増の8億0800万ユーロ(約1056億円)だった。
グループ連結売上高は、同3.5%減の約80億ユーロ(約1兆0458億円)。パフォーマンスポリマーズ部門における製品売価の値下げが影響した。
ただし、製品売価の値下げにも関わらず、コスト削減や設備稼働率の向上、為替変動による有利な影響で、特別項目調整前EBITDAは同9.9%増の8億0800万ユーロとなった。
純利益は事業再構築プログラムに関する約1億8000万ユーロ(約235億円)の特別損失を計上したものの、前年の1億5900万ユーロ(約207億円)の赤字から4700万ユーロ(約61億円)の黒字となった。減損損失が少なかったことが主な要因。
- 纐纈敏也@DAYS