【ホンダ S660 発表】ボディ剛性を徹底的に向上…床下やサスまわりを直線のバーで補強
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ホンダの新しい軽ミッドシップスポーツ『S660』は、開発陣が追及した「痛快なハンドリング」のために、ボディ剛性の徹底的な向上が図られている。静ねじり剛性については、1999年に登場した『S2000』をしのぐという。
S660のようなルーフがないオープンカーの場合、車体上部に骨格を組み込めないため、ボディ剛性はすべて“腰下”が担うことになる。S660は、ねじり剛性を確保するため、直線的なの補強材「V字ブレース」が前後に設けられている。
サスペンションの“付け根”にも補強が加えられている。サスペンション取り付け部などの局所的に高い剛性が求められる部分については、さらにシンプルな補強部材が付く。
たとえば、サスペンション・ストラットの頭頂部付近。このエリアをフロント・タワーバーで連結することで、車体剛性を向上。また、ミッドシップエンジン・リア駆動というレイアウトから、リアに荷重が大きくかかることから、リア・ダンパーバーをボルト結合することで、剛性を確保しているという。
- 大野雅人