コンチネンタルなど、カーシェアリング向け仮想キーサービスを提供
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独コンチネンタル社とベルギーのディーテラン社は、カーシェアリングサービスの開発および実装するための新合弁会社「OTA keys」を設立した。
OTA keysが開発するシステムの中核となるのは、仮想スマートフォンキー。NFCまたはBluetoothを使用し、車両とスマートフォンの間でデータの送受信を行う。
ドライバーがアプリからカーシェアを予約すると、偽造防止のため暗号化されたデータレコード(仮想キー)をスマホに送信。その仮想キーをスマホから、カーシェア車両のドアなどに組み込んだ車載リーダーに送信し、適合すると、エンジンを始動することができる。
またOTA keysシステムでは、仮想スマートフォンキーのほかにも、カーシェア会社向けのアプリを提供。アプリから利用可能な車を検索、選択、予約できるほか、スマートフォンを使って車の場所を探すこともできる。
OTA keysシステムはパイロットプロジェクトを仏トゥールーズで完了し、モナコのカーシェアリング用車両がすでに利用している。
- 纐纈敏也@DAYS