【ニューヨークモーターショー15】サイオン iM、改良新型 トヨタ オーリス に同一仕様
トヨタ自動車の米国の若者向けブランド、サイオンが4月1日、ニューヨークモーターショー15で初公開したサイオン『iM』。その正体は、改良新型トヨタ『オーリス』そのものだ。
これまで、サイオンiMは、トヨタオーリスが「ベース車両」になると見られていた。ところが、トヨタは4月6日、日本国内で改良新型オーリスを発表。そのデザインは、サイオンiMと「全く共通」ということが判明した。
ただし、サイオンiMと同じなのは、改良新型オーリスのスポーツグレード、「RS」のみ。RSは、メッシュグリルやエアロパーツ、アルミホイールなどが特徴。このグレードが、サイオンiMと共通仕様となる。
また、両車のエンジンは、バルブマチック仕様の1.8リットル直列4気筒ガソリンという点も同じ。最大出力はサイオンiMが137hp、オーリスが144psと、若干チューニングに違いがあるが、トランスミッションが6速MTという点も重なる。
以上のことから、サイオンiMが、米国ではスポーティなハッチバックに位置付けられていることが分かる。ニューヨークモーターショー15のプレスカンファレンスにおいて、サイオンは、「iMはスポーティなハッチバックを求める若い顧客への回答」とアピールしていた。
- 森脇稔