スバル 米国販売、10.4%増の4.1万台…過去最高 3月
スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは4月1日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、3月としては過去最高の4万9111台。前年同月比は10.4%増で、40か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)。新型投入の効果で、3月は1万2504台を販売。前年同月比は6.6%増と、9か月連続で増加した。2014年2月のシカゴモーターショー14で新型を発表した『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)も、新型投入により、90.1%増の6148台と、9か月連続のプラス。
2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』は、3月の記録を更新する1万4967台を販売。前年同月比は8.1%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、20か月連続。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は回復傾向。3月は7162台を販売。前年同月比は8.8%増と、4か月連続で前年実績を上回った。
また、新型『WRX』シリーズも、良好な立ち上がり。2013年11月のロサンゼルスモーターショー13で発表された新型WRXが、新型『WRX STI』を含めて、3月の新記録となる2471台を販売。前年同月比は、13.3%増と、好調を維持した。一方、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は3月、5364台を販売。前年同月比は9.2%減と、4か月ぶりに前年実績を割り込む。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年1‐3月は、前年同期比16.8%増の13万1281台と、同社47年の歴史で過去最高。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「2015年も販売の勢いが続いているのは喜ばしい限り。7年連続の販売新記録達成に向けて、順調な足取り」と語っている。
- 森脇稔