日産、アルゼンチンで新型ピックアップを生産…720億円を投資
日産自動車は4月7日、6億米ドル(約720億円)をアルゼンチンに投資、新たな製造子会社を設立し、新型ピックアップの生産を行うと発表した。
日産は、コルドバにあるルノー生産工場内にピックアップ専用組立ラインを設けて、ピックアップトラックを生産する。日産の新型トラック、ルノーの1tピックアップトラックに加え、ダイムラーと締結した協業契約により、メルセデス・ベンツの新型ピックアップも新生産ラインで生産する予定だ。
新生産ラインのピックアップトラックの年間生産能力は7万台になる見込み。2018年までに、日産の新型ピックアップ『NP300フロンティア』が最初に生産される予定。これにより、アルゼンチンは、タイ、メキシコ、間もなく生産を開始するスペインを含む、NP300フロンティアのグローバル生産拠点ネットワークの1つとなる。
日産は、2015年6月に開催されるブエノスアイレスオートショーで、新型NP300フロンティアをアルゼンチンで初公開する予定。2015年末に向けて、まずはメキシコからの輸入モデルをアルゼンチンで発表し販売する。生産は、現地の供給体制が整い次第、2018年までにアルゼンチンで開始する。
- 纐纈敏也@DAYS