【リコール】三菱ふそう エアロエースなど、パワステが重くなるおそれ
三菱ふそうトラック・バスは4月14日、『エアロエース』などのパワーステアリングオイルポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、三菱ふそう『エアロエース』『エアロクィーン』、UDトラックス『スペースアローA』『スペースウイングA』の4車種で、2010年8月30日から2015年2月27日までに製造された計2342台。
大型観光バスにおいて、パワーステアリングオイルポンプの吐出量のバラツキにより、オイルの温度がリターンホースの耐熱温度を超えるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、リターンホースがパワーステアリングオイルタンクから外れてオイルが漏れ、操舵力が増大するおそれがある。
改善措置として、走行距離が10万km以上の車両は、パワーステアリングオイルタンクの色を点検し、パワーステアリングオイルポンプに問題があると判断された場合は、パワーステアリングオイルポンプ、タンク、ホース一式を対策品に交換する。
また、登録後1年以内または走行距離が10万 km未満の車両は、パワーステアリングオイルタンクの色変化が少なくパワーステアリングオイルポンプの良否判断が困難であるため、パワーステアリングオイルタンクの色点検を行わずにパワーステアリングオイルポンプ、タンク、ホース一式を対策品に交換する。
不具合は11件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
- 纐纈敏也@DAYS