【リコール】三菱 ミニキャブ-MiEVなど、再始動できないおそれ
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三菱自動車は4月16日、『ミニキャブ-MiEV』などのモーターコントロールユニット(MCU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、三菱『ミニキャブ-MiEV』『i-MiEV』の2車種で、2011年8月2日から2012年7月12日に製造された1489台。また、交換修理用部品として2011年11月11日から2012年5月7日に出荷されたMCU 13個についても、組付車両は特定できないがリコール対象となる。
駆動用モーターを制御するMCUにおいて、内部の絶縁基板の製造工程管理が不適切なため、当該絶縁基板の絶縁抵抗が低下するものがある。そのため、回路電圧が不安定となり、警告灯が点灯するとともに、フェールセーフ制御により駆動用モーターの出力が制限され、最悪の場合、再起動不可および駆動用バッテリーへの充電不可となるおそれがある。
改善措置として、全車両、MCUを良品に交換する。
不具合は176件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
- 纐纈敏也@DAYS