【上海モーターショー15】開幕、世界最大市場にそれぞれのアピール…セダン、SUV、環境対応車も
4月20日、中国・諸光路で上海モーターショー15が開幕した。前日までの晴天で春らしい気候も一転、肌寒く弱い雨が降る中でのスタートとなった。昨年の上海モーターショーは世界18か国から2000以上の出展者が参加したが、今年は会場を新設し、規模を拡大して行う。
中国汽車工業協会の発表によると、2014年の新車販売台数は前年比6.9%増の2349万1900台。2年連続で2000万台を突破、6年連続で世界一を誇る最大市場で、各社どのような主張を行うのか注目だ。
人気のセダンやロングホイールベース仕様だけでなく、SUVやスポーツモデルの発表も予定されている。EVやPHVの市場投入で環境対応へのアピールを行うメーカーも少なくない。
日本メーカーは、トヨタが今年秋に発売を予定する『カローラ』と『レビン』のハイブリッドモデルを、日産が若者向けのセダン『ラニア』をワールドプレミアした。
欧州メーカーは、BMWがブランド初の量産PHV『X5 xDrive40e 』を、メルセデスベンツが『GLC クーペ』を公開。また、ボルボは『X90』のコンセプトカーを用意している。
一方北米メーカーは、ヴュイックの小型セダン『ヴェラノ』、フォード『トーラス』がお披露目された。
地場ブランドももちろん負けていない。本拠地での開催となる上海汽車は、最大スペースを誇るブースを構えるだけでなく合弁メーカーのブースも合わせ1ホールを貸しきる力の入れよう。クロオスからは小型SUVのコンセプトカーが登場する。
上海モーターショー15の会場は、国家会展中心(National Exhabition and Convention Center)。20・21日がプレスデー、23から24日が特別招待日、25日から29日が一般公開日となっている。
- 吉田 瑶子