【上海モーターショー15】インフィニティ、Q80 を中国初公開…550hpハイブリッド
日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは4月20日、上海モーターショー15において、『Q80インスピレーション』を中国初公開した。
同車は2014年秋、パリモーターショー14でワールドプレミア。車種ラインナップの拡大を目指すインフィニティブランドが、新たなフラッグシップ車を提案した1台。大型の4ドアクーペで、インフィニティは同車を、「ファストバック・セダン」と呼ぶ。
ボディサイズは、全長5052mm、全幅2027mm、全高1350mm、ホイールベース3103mmの堂々の大きさ。ダイナミックかつエレガントなデザインが追求された。アルミホイールは22インチサイズを履く。室内は独立4シーターのレイアウト。カーボンファイバーやアルミ、レザーなどの素材を用い、最高の品質が追求された。
パワートレインは、ハイブリッド。エンジンは、新開発の3.0リットルV型6気筒ツインターボ。このエンジンは、インフィニティの市販車に、2年以内に搭載される。Q80インスピレーションでは、モーターとの組み合わせにより、トータル出力550hpを発生。駆動方式は、2WD(FR)と4WDが切り替えられる。環境性能は、欧州複合モード燃費18.2km/リットル、CO2排出量129g/km。
上海モーターショー15では、このQ80インスピレーションが中国初公開。日産自動車の専務執行役員で、デザイン部門を統括する中村 史郎氏は、「インフィニティは、デザインとディザイアを重視したブランド」と語っている。
- 森脇稔