VW グループ、監査役に女性2名を起用…ピエヒ氏の姪

業界 レスポンス

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月30日、ユリア・クーン・ピエヒ氏とルイーゼ・キースリンク氏の女性2名を、監査役に起用する人事を発表した。

これに先立つ4月25日、フォルクスワーゲングループは、監査役会長のフェルディナント・ピエヒ氏の辞任を発表。ピエヒ氏の妻のウルズラ・ピエヒ氏も、同時に監査役の職を辞した。監査役会がヴィンターコルンCEOを全面的に支持したために、ピエヒ監査役会長は辞任に追い込まれたと見られる。

今回、監査役に任命されたユリア・クーン・ピエヒ氏とルイーゼ・キースリンク氏は、ともにフェルディナント・ピエヒ氏の姪にあたる。フェルディナント・ピエヒ氏は、母親がフォルクスワーゲングループ傘下のポルシェ創業者の娘という、いわば創業家出身。20年以上の間、フォルクスワーゲングループの経営に、大きな影響を及ぼしてきた。今回の人事は、フォルクスワーゲングループが、創業家に配慮したものといえる。

ユリア・クーン・ピエヒ氏は、現在34歳。不動産事業を手がけるほか、2014年からフォルクスワーゲングループ傘下の商用車、MANの監査役を務めてきた。

ルイーゼ・キースリンク氏は、現在57歳。ファッションや自動車のデザインを学んだ後、ドイツやオーストリア、英国でデザイナーとして活動しており、実業家でもある。

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