迷わず崩せよ、崩せばわかるさ…レゴ巨大ジオラマから教わる“発想の再起動”
レゴの巨大ジオラマが全国をめぐる「レゴシティ トラックキャラバン」。イオンモール幕張新都心での展示は5月2〜5日。そのあとも全国のショッピングモールなどで展開される《撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
レゴ認定プロビルダー・三井淳平氏による巨大ジオラマが全国をめぐる「レゴシティ トラックキャラバン」が始まった。5月2〜5日はイオンモール幕張新都心でそのダイナミックな街並みが展示され、子どもたちの注目を集めている。
この巨大ジオラマには、カーレースを観戦するファン、港でコンテナを積みおろす船、火災現場に急行する消防隊、高速列車に乗り込む旅人、街を見下ろせる観覧車などが、レゴブロックとレゴシティで表現されている。使われたブロックの数は20万ピースにもおよび、制作には構想期間も含めて10か月を要した。
4トントラックにぎっしり詰まったジオラマを見つめて三井氏は、「十数か月もかけてつくりあげたジオラマを、完成後に迷わずすぐに崩しちゃう」という。
「いつも思うのは、『これ崩しちゃったほうがもっといいものができるんじゃないか』という想い。だから思い立ったら迷わず壊しちゃう。リアルな街と違って、ブロックの世界は崩せるというのが醍醐味。とくにスキルアップのスピードが速い子どもたちには、こうしたジオラマで創造力をかきたててもらい、いろいろつくってどんどん崩してほしい」(三井氏)
また、YouTube上のレゴチャンネルでは、三井氏がこの巨大ジオラマをつくるプロセスを収録した動画「レゴシティ ヒーロージオラマができるまで」を公開中。同キャラバンの全国ツアー情報などは「レゴシティ トラックキャラバン」ホームページで公開されている。
- 大野雅人