トヨタ通期決算、売上・利益ともに過去最高…初の純利益2兆円超え
トヨタ自動車は5月8日、2015年3月期(2014年4月〜2015年3月)の通期連結決算を発表した。
それによると、売上高27兆2345億円(前年同期比+6.0%)、営業利益2兆7505億円(+20.0%)、税引前純利益は2兆8928億円(+18.5%)、純利益は2兆1733億円(+19.2%)だった。
売上高は2008年3月期の26兆2892億円を上回り、過去最高を記録。営業利益、税引前純利益、純利益は2年連続で過去最高を更新。純利益は同社初の2兆円超えとなった。
日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、前期比1.6%減の897万2000台。日本での販売台数は同9.0%減の215万4000台と落ち込んだが、海外は北米、欧州で販売が拡大したことにより、同1.0%増の681万8000台と好調だった。
営業利益の増減要因については、増益要因として、原価改善の努力が2800億円、為替変動の影響が2800億円、その他の要因が1284億円。減益要因は、諸経費の増加ほかが1600億円、販売面での影響が700億円あった。
今期の業績見通しについては、売上高27兆5000億円(+1.0%)、営業利益2兆8000億円(+1.8%)、税引前純利益2兆9700億円(−28.0%)、純利益は2兆2500億円(+3.5%)とした。
- 纐纈敏也@DAYS