【ホンダ ステップワゴン 新型発表】モダンとプレミアム感で差別化されたインテリア
ホンダ『ステップワゴン』のインテリアのデザインは、“ファンクショナル(使い勝手)”をベースに標準のステップワゴンとスパーダで差別化された。
それぞれのデザインキーワードについて、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室の萩原光太さんは、「ステップワゴンは“モダン”と“ファンクショナル”。スパーダは“プレミアム”と“ファンクショナル”だ」という。
ステップワゴンの“モダン”について萩原さんは、「我々は開発の時に北欧家具を家具屋さんに見に行った」と話す。北欧家具は、日本でも長く使われており、親しみがあり、かつ飽きが来ないのが特徴だ。そこで、「(北欧家具のように)飽きが来なくて居心地がいい空間を、ステップワゴンに取り入れようとデザインした。それをモダンという言葉に置き変えて、使い勝手のファンクションを組み合わせている」と説明。
一方のスパーダはプレミアム感、特別感とファンクショナルだ。サイドに合皮を使ったコンビネーションシートに、ステッチを施したり、立体的な織物のメイン材を使うなどでプレミアム感を演出。加飾もステップワゴンは木目柄だが、スパーダは金属調の柄を採用し、より硬質で重厚さを狙っている。これにより萩原さんは、「ユーザーはプレミアム感を十分感じてもらえるだろう」と述べた。
- 内田俊一