【上海モーターショー15】第一汽車、自主ブランド最小セダンの追加を予告
第一汽車は上海ショー15で、新型コンパクトセダンの奔騰『Aクラス』を公開した。これは同社が展開する自主ブランド「奔騰」(BESTURN)のラインナップの中で最小サイズとなる。
Aクラスは第一汽車が新開発した小型車用プラットフォームを初めて採用した車種として登場。ボディサイズはコンパクトながら、グリルとヘッドライトが一体化したように見えるフロントエンドや、後部ドアでうねったキャラクターラインなど大胆なスタイリングが採用されている。
こうした要素は、奔騰ファミリーの一員として、そのDNAを具現化したものだという。また同時に、時代のトレンドを強調したものだとか。
なおこの車名は仮のもので、市販時には奔騰モデルのセダンに与えられる「B」と数字の組み合わせに変更される。現地メディアの報道によれば、おそらく『B30』という名称になるのではないか、ということだ。
このほかの新モデルとしては、2014年に発売した新型『B70』が注目を集めた。ただしフルモデルチェンジではなく、基本的な骨格やメカニズムはイタルデザインが開発を手がけ、2006年に発売された従来モデルを踏襲した、いわゆるフェイスリフトだ。
しかしフロントエンドやリアエンドのグラフィックスが変更されただけでなく、ボディパネルやインパネも全面刷新。ルーフとCピラーの形状も変更するなど、大掛かりなアップデートが施されている。
この結果、シンプルなノッチバックセダンから6ライトウィンドウのファストバック形状へと、シルエットが大きく変化。メーカーによればスポーティさとファッション性を高めたとのことだ。
- 古庄 速人