ヤマハ決算、二輪車・マリン事業など好調で増収増益…2015年1-3月期
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ヤマハ発動機が発表した2015年1-3月期(第1四半期)連結決算は、営業利益が前年同期比58.0%増の349億円と大幅増益となった。
売上高は同7.7%増の3862億円と増収となった。
主力の二輪車事業では、販売台数が先進国では需要の回復が進む米国や『MT-09トレーサー』が好調な欧州で増加した。新興国では、アジア・中南米の販売台数が減少し、二輪車全体の販売台数は減少した。
売上高は、先進国での高価格商品の販売増加により大幅な増収となった。新興国でも商品投入により増収となった。営業利益は、新商品投入による増収効果、コストダウン、円安の増益要因が、販売管理費や開発費の増加、新興国通貨安等の減益要因を吸収し増益となった。
マリン事業は、北米での大型船外機、ウォータービークルの販売台数増加や、円安効果により増収・増益となり、営業利益率は20%を上回った。
全体の経常利益は同57.4%増の361億円、純利益が同75.5%増の258億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。
- 編集部