VW ゴルフに PHV の「GTEスポーツ」…400psのPHVスポーツカーを提案
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月13日、オーストリアで開幕した「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、コンセプトカーの『ゴルフGTEスポーツ』を初公開した。
GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、今年で34回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。フォルクスワーゲングループから、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダなどの各ブランドが参加。オーストリアの会場には、欧州から多くのファンが集まり、盛り上がりを見せる。
今回、初公開されたゴルフGTEスポーツは、『ゴルフ』のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーを提案したコンセプトカー。すでに、ゴルフファミリーには、市販PHVの『ゴルフGTE』がある。GTEの新たな可能性を提示した1台が、ゴルフGTEスポーツ。
PHVパワートレインは、大幅に強化。エンジンは、WRC(世界ラリー選手権)参戦中の『ポロR WRC』譲りの直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力299ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。
モーターは前後に2個配置。モーターの最大出力は、フロントとリアともに115ps。最大トルクは、フロントが33.6kgm、リアが27.5kgm。システム全体では、400psのパワーと68.3kgmのトルクを獲得し、4輪を駆動する。この効果で、0‐100km/h加速4.3秒、最高速280km/hの性能を実現している。
- 森脇稔