【Japan IT Week15】Yahoo!カーナビ、350万ダウンロード突破で新たな展開へ
スマートフォンをはじめとしたIT関連商品や技術が一堂に会した「Japan IT Week 春2015」で、カーナビアプリを紹介したのがヤフーだ。昨年7月末の発表以来、ダウンロード数が350万を超え、これから新たな展開をしていくという。
「スマートフォンにインストールするだけでカーナビが無料で使えるということで、満足する人が多く、非常に好評です」と同社関係者。なにしろ、この「Yahoo! カーナビ」はVICSによる渋滞や交通規制情報を随時提供し、しかも自動的に渋滞回避ルートを案内するのだ。
そのほか、全国2万4000か所以上の駐車場の満車・空車情報、ガソリンスタンドの価格情報なども提供。もちろん地図情報についてもバッチリだ。「主要幹線道路については、新しい道路が開通すれば即日反映されます。細かい道路については半年に1回更新しています」と同社関係者は説明する。
そんなこともあって、ダウンロードする人が続出し、9か月間で350万を突破したわけだ。「今後は350万のユーザーと企業の橋渡しみたいなことをしていこうと考えています」と同社関係者。例えば、企業とタイアップして店舗情報やクーポンなどをカーナビに掲載し、来店を促す。あるいは、ユーザーの利用情報を活用して商圏を分析し、展開できていないエリアの出店計画や営業強化に役立てる。そのほかにもさまざまなことが考えられ、同社関係者も付帯ビジネスの広がりに大きな期待を寄せていた。
- 山田清志