【CESアジア 15】アウディ R8 新型のEVに自動運転コンセプトカー
ドイツの高級車メーカー、アウディは5月25日、中国上海で開幕したCESアジア15において、新型『R8 e-トロン』の自動運転コンセプトカーを初公開した。
新型R8 e-トロンは3月、ジュネーブモーターショー15で発表。同車は、同じくジュネーブモーターショー15で初公開された新型『R8』のEV版。
EVパワートレインは、初代R8 e-トロンに対して、大幅にパワーアップ。モーターは、最大出力462ps、最大トルク93.8kgmを引き出す。二次電池はリチウムイオンバッテリー。蓄電容量は、初代の49kWhから、新型では92kWhに大容量化した。このおかげで、1回の充電での最大航続可能距離は450km。初代の215kmに対して、実用性を引き上げた。
動力性能は0‐100km/h加速3.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間以内に完了する。
今回、CESアジア15で初公開されたのは、この新型R8 e-トロンをベースに開発された自動運転コンセプトカー。各種センサーから集められたデータや、新開発のレーザースキャナー、複数のビデオカメラ、レーダーセンサーなどを搭載し、自動運転を可能にしている。
- 森脇稔