トミーカイラZZ 販売強化へ…GLM、総額約8億円の第三者割当増資を実施
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電気自動車(EV)の開発販売を行うGLMは、東京大学エッジキャピタル、三菱UFJキャピタルを中心に、サウジアラビア政府系ファンド・台湾政府系ファンド・国内ベンチャーキャピタル・国内大手事業会社を引受先として、約8億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
GLMは、京都大学発のEV開発ベンチャーとして2010年年4月に設立。大手自動車メーカーや自動車部品メーカー、レーシングカーチーム出身者らが中心となり、最先端の自動車開発を進めている。2014年8月からは国内初量産EVスポーツカー「トミーカイラZZ」の納車を開始。欧州・アジアでも展開を進めている。
国内ベンチャーが複数国の政府系ファンドからの出資を受けることは極めて珍しく、GLMが持つ自動車開発のコアテクノロジーとそれを支えるエンジニアチーム、また革新的なビジネスモデルが国外からも高く評価された証とも言える。
調達資金は、国内でのトミーカイラZZの販売・アフターサポート体制の拡充、同モデルの左ハンドル化と海外販売の加速、シャーシプラットフォーム事業の推進、国内事業会社とのアライアンス強化などに充てる予定だ。
- 纐纈敏也@DAYS