BMW、伝説のマシンが電動ターボで復活…3.0 CSL オマージュ
ドイツの高級車メーカー、BMWは5月22日、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」において、コンセプトカーの『3.0CSLオマージュ』を初公開した。
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステは、イタリア・コモ湖畔で毎年開催されるクラシックカーの一大イベント。BMWはここ数年、このイベントに協賛しており、ワンオフのコンセプトカーを製作し、ワールドプレミアしている。
今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにおいて、BMWが初公開したコンセプトカーが、3.0CSLオマージュ。BMWの伝説のレーシングカーのホモロゲーションモデルとして、1970年代前半に限定生産された『3.0CSL』を、現代流に解釈した1台となる。
3.0CSLオマージュは、非常にアグレッシブなデザインが特徴。大きく張り出した前後フェンダーを採用。リアフェンダーは、リアスポイラーと一体デザイン。車体などには、軽量なCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)が使われる。
パワートレインに関して、詳細は公表されていない。BMWは、「直列6気筒エンジンに、eBoostを組み合わせる」とだけ説明。電動ターボで過給されることを明らかにしている。
- 森脇稔