【新聞ウォッチ】たかがおもちゃ、されどおもちゃ…タカラトミー、浮いて走るリニアの模型を発売
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2015年5月27日付
●円安加速NY123円台、東京、7年10カ月ぶり安値(読売・1面)
●社説,欠陥エアバッグ、タカタは改修の責任を果たせ(読売・3面)
●人気のS660、2割増産、ホンダ「半年待ち」に応えて(朝日・9面)
●模型浮き浮き、タカラトミー、磁力で浮いて走る鉄道玩具(朝日・38面)
●BMW初の7人乗り(毎日・7面)
●ANA支援、エアバス難色、スカイマーク最大債権者も反対、再生計画案見直しも (日経・1面)
●攻めのIT経営銘柄、日産や大阪ガスなど、18社、経産省と東証が選定(日経・5面)
ひとくちコメント
ここまで精鋭の “技術力”が伴うと単なる子供の「おもちゃ」とは呼べなくなってきたようだ。タカラトミーが、JR東海のリニアモーターカーの模型「リニアライナー」(商品名)を9月に発売する。本物そっくりで、浮上と走行の双方に磁力を用いて地上から約2ミリも浮いて走行するという。
きょうの毎日などが「浮いて走るミニリニア」とのタイトルで「実物換算で時速約500キロのスピートが出せる」と伝えている。
車両デザインは開発を進めている超電導リニア中央新幹線の「L0(エルゼロ)系」がモデルで、車体とレールに磁石を配置し、独自開発したセンサーなども取り入れるなどして、レールより2ミリも浮上して時速6〜7キロで走行できるそうだ。
希望価格は車両1編成(4両)とレールなどのセットで3万5000円(税抜き)。リニアの開業予定は10年以上も先の2027年とされている。実物に乗車できないとみられる高齢者なども,このミニリニアでスピート感を味わうことができれば、子供ばかりではなく“大人のおもちゃ”としても新たな需要が見込めそうだ。
- 福田俊之