VW ゴルフ トゥーラン 新型、ドイツで生産開始
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月27日、新型『トゥーラン』(日本名:『ゴルフトゥーラン』)の生産を開始した。
新型トゥーランは3月、ジュネーブモーターショー15で発表。初代トゥーランは、2003年秋にデビュー。『ゴルフ』の車台をベースに開発された3列シートのMPV。
新型の車台には、フォルクスワーゲングループの新世代モジュラー車台、「MQB」を採用。MQBのMPVへの導入は、新型トゥーランが初となる。ボディサイズは、現行比で大型化しながら、車両重量は最大で62kg軽量化。室内空間も拡大させた。
欧州仕様のエンジンは、ガソリン3とディーゼル3の合計6ユニット。ガソリンターボ「TSI」は、最大出力が110psから180ps。ターボディーゼル「TDI」は、最大出力が110psから190ps。全車に、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを装備。エアロダイナミクス性能向上の効果もあり、燃費は現行比で、最大19%改善する。
5月27日、フォルクスワーゲンのドイツ・ウォルフスブルク本社工場から、新型トゥーランの量産第一号車がラインオフ。同工場のJens Herrmann工場長は、「2003年以来、ウォルフスブルク工場は世界の顧客に、最高品質のトゥーランを届けてきた。これは、我々の誇り」とコメントしている。
- 森脇稔