ホンダ米国販売、1.3%増の15万台超え…3か月ぶりに増加 5月
ホンダの米国法人、アメリカンホンダは6月2日、5月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は15万4593台。前年同月比は1.3%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が3万2373台を販売。前年同月比は18.3%減と、4か月連続で減少した。『フィット』は6342台を販売。新型効果で、前年同月比は82%増と、引き続き大きく伸びる。『シビック』は、4.5%減の3万4472台と後退。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、3万2090台。前年同月比は1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。同車は、大幅改良を受けた2015年モデルを、2014年10月に投入。中型SUVの『パイロット』は、17%増の1万1760台と、引き続き好調。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比0.6%減の1万2835台と、2か月連続で減少した。5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、6381台。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、5月も4352台と良好な立ち上がり。アキュラのセダン系のベストセラー車に君臨した。『ILX』は2.7%増の1673台と、5か月ぶりに増加する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比9.6%減の5421台と、4か月連続で減少。『RDX』は5342台を売り上げ、前年同月比は24.3%増と、3か月ぶりに増加した。
ホンダの2014年米国新車販売は、前年比1%増の154万0872台。2015年1‐5月は、前年同期比1.3%増の61万8604台だった。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「5月半ばに発売されたヴェゼルが、素晴らしい販売成績。新型パイロットが、ライトトラックの販売をさらに加速させるだろう」とコメントしている。
- 森脇稔