スバル米国販売、12.2%増の5万台…過去最高 5月
スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは6月2日、5月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、5月としては過去最高の4万9561台。前年同月比は12.2%増で、42か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』。5月の記録を更新する1万5157台を販売。前年同月比は7.2%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、22か月連続。
また、主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)も好調。新型投入の効果で、5月は1万2384台を販売。前年同月比は6.4%増と、11か月連続で増加した。セダン版の『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)も、新型投入により、63.8%増の5000台と、11か月連続のプラス。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は回復傾向。5月は7876台を販売。前年同月比は36.3%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
一方、新型『WRX』シリーズは後退。2013年11月のロサンゼルスモーターショー13で発表された新型WRXが、新型『WRX STI』を含めて、2895台を販売。前年同月比は、2.1%減と、マイナスに転じた。また、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は5月、5643台を販売。前年同月比は0.3%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年1‐5月は、前年同期比16%増の22万8083台だった。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「販売の伸びが持続し、2014年の記録を超えているのは喜ばしい限り」と述べている。
- 森脇稔