【ルマン24時間 2015】予選2回目…63号車 コルベット がクラッシュ、赤旗続出で波乱の展開
フランス・ルマンにあるサルト・サーキットで開催中の2015ルマン24時間レースは2日目を迎え、現地時間の11日19時00分から予選2回目が行われた。
気温28度、路面温度33度。計3回ある予選のうち唯一明るいうちに開催されるデイセッションで、各車とも果敢にタイム更新を目指す。しかしLMP1の上位陣は昨日のタイムを上回ることはなく、依然としてR・デュマ/N・ジャニ/M・リーブ組の18号車ポルシェ『919ハイブリッド』がトップのままだ。
このセッションは各所でアクシデントが多く、開始40分を過ぎたところで55号車AFコルセ(LM GTE Amクラス)がポルシェカーブ入口でコースオフし約13分の赤旗中断。残り30分に差し掛かろうとした時には、LM GTE Proクラスの63号車コルベット『C7.R』がポルシェカーブでクラッシュ。フロント部分を大きく破損させた。
乗り込んでいたヤン・マグヌッセンは無事だったが、事故現場のガードレール修復に大きく時間を要することになり、レースコントロールはセッションの打ち切りを決定。予選時間が予定より大きく失われたため、予選3回目は当初より30分(現地時間21時30分)早く始められ、2時間30分のセッションでポールポジションが争われることとなった。
- 吉田 知弘