【ルマン24時間 2015】GTE Proクラスはコルベット C7Rが制す
第83回のルマン24時間レース、LMP1クラスはポルシェが制したが、GTEカテゴリーも白熱の展開となった。このカテゴリーは、フェラーリ『458イタリア』、ポルシェ『911 RSR』(または『911 GT3 RSR』)、アストンマーチン『ヴァンテージ V8』といった欧州勢が数としては多いが、シボレー『コルベット C7R』やSRT『ヴァイパー GTS-R』もといったアメリカ勢も少数ながらエントリー。
LM GTE Proクラスは、欧州勢を押しのけGMのワークスチーム、コルベットレーシング64号車のコルベット C7Rが優勝。クラス2位に入ったAFコルセ21号車の458イタリアに5ラップもの差を付け、総合でも17位に入る大健闘。
LM GTE Amクラスは、最終盤にドラマが待ち受けていた。レース終了まで残り50分、それまでトップを走っていたアストンマーチンレーシングのヴァンテージ V8の98号車が痛恨のコースオフ。フロントを大破してリタイアとなった(記録上は11周遅れの完走扱い)。代わって粘り強い走りで2位に付けていたSMPレーシングの72号車 468イタリアがトップでチェッカーを受けた。
- 編集部