無人駅から徒歩30分でも結婚式は盛大に!? 鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキットが2015年6月14日に実施したブライダルフェアのようす。参加したカップルたちは、国際レーシングコースやVIP席が“挙式会場”となる場面を想像しながら見学していた《撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
鈴鹿サーキットが6月14日に実施した「ブライダルフェア」では、「無人駅から歩いて30分という場所にあるからか、『酒の消費は少ない』と思われるが、一般的な結婚式と同じく盛大に催される」と語る担当者の姿があった。
ホンダ鈴鹿製作所の2km南にある鈴鹿サーキット。公式サイトには、東名阪自動車道の鈴鹿ICや亀山ICからの道順や、リアルタイム駐車場情報が掲載されている。クルマ・バイク利用のアクセス情報ほど詳しくないが、電車でのアクセスも載っていて、近鉄鈴鹿線平田町駅からタクシー15分、伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅(無人)から徒歩30分といった表記もある。
「鈴鹿サーキットは、国際レーシングコースのほかに、操る楽しみを重視したアトラクションを持つ遊園地、F1ドライバーも来店するレストラン、天然温泉、プール、さらに広大な庭園もある。ホテルの宿泊をセットにしたプランを選ぶ人が多く、挙式のあとホテルで身体を休めてから、ゆっくりとチェックアウトしていく」(担当者)
ブライダルフェアに参加したカップルは、「おじいちゃん、おばあちゃん、姪っ子や甥っ子といった子どもたち、そして友人たちが、いっしょの敷地内で完結できるところも魅力。2次会パーティの“大移動”もなく、敷地内を安心して回遊できるし、みんなで一緒にいる時間も増える」と話していた。
また、同社は「こんどのサミットが伊勢志摩に決まり、鈴鹿に訪れる人も増える見込み。三重県内の利用者はもちろん、ブライダルの利用者エリアもこれを機に拡大させたい」とも話していた。
- 大野雅人